顔がゆがむ!アゴ関節症
口を開けたり、閉めたりするときにシャリシャリとか、
カクカク音がする方は、気を付けてください。
ひょっとすると顔にゆがみが出るかもしれません。
・顎関節症の種類
・アゴのトラブルの原因
・口が開けにくくなる
・顎関節症で顔がゆがむ!
・アゴ関節のゆがみチェック法
・アゴのゆがみに効くツボ
の順でお話いたします。
顎関節症の種類
口の開閉時に痛みがあったり、音がするのは、アゴの動きが悪い証拠。
これが顎関節症ですね。
顎関節症にも種類があります。
1. 筋肉痛(こめかみの痛み)
これは、アゴの周囲の筋肉の痛みですね。この筋肉を“そしゃく筋”といいます。
“そしゃく筋”は側頭部からアゴにかけての筋肉です。
そのため、頭痛と間違うこともあります。
寝ているときの歯ぎしりや
片側でばかりそしゃくする噛み癖などが原因となります。
2. ねんざ(耳の近くの痛み)
あくびをするとか、大きな声を出すために大きく口を開けたときに
アゴの関節を捻挫してしまうことがあります。
アゴの関節は耳のすぐ前にあるために、
耳の痛みと思ってしまうことがあります。
3. 関節軟骨(カクカク、ポキポキ)
アゴの筋肉は、からだの中で最も強い筋肉です。
噛む力は女性で40キロ以上、男性は60キロ以上と言われています。
スポーツ選手だと100キロ以上の方もいます!
そんなアゴのクッションの役目をするのが、関節円板という軟骨です。
この軟骨が磨り減ってしまうと、
カクカク、ポキポキ音がしてきてしまうのです。
アゴのトラブルの原因
顎関節症の原因は、
片方の方ばかり使ってしまう噛みクセがあります。
なるべく左右を使うようにしましょう。
最近は柔らかい物ばかり食べているために、
小さいアゴの人が多くなってきました。
ルックス的にはいいのでしょうが、
構造上、かむ力が弱く、アゴのトラブルの原因になります。
あとは年齢が上がるにつれて、アゴの筋肉が弱くなったり、
硬くなってしまいます。これも顎関節症の原因になります。
口が開けにくくなる
顎関節症になると、口が開かなくなります。
または開けようとすると痛みが出ます。
それはどうしてかというと、
アゴの筋肉はすべてアゴを閉じる筋肉だからです。
アゴを開ける筋肉は顔にはないのです。
すこし口を開けるときはアゴの筋肉をゆるめて開けます。
大きく開けようとすると、首の筋肉が使われます。
口を開けるにはアゴの筋肉をゆるめるしかありません。
だからアゴの筋肉が固くなると、
アゴが開けにくくなりトラブルが起きやすくなるのです。
顎関節症で顔がゆがむ!
顎関節症になると、今まで言った、アゴの痛み、モノを噛むとき音がする、口が開きにくい以外にも肩こり、頭痛、そして顔のゆがみがあります。
どうして顔がゆがんできてしまうのかというと、
片方のアゴでばかりモノを噛んでしまう、いわゆる噛み癖が原因となります。
咀嚼筋の緊張のため、
噛み癖のある方の口元は少し上に上がり、逆に目元は下がります。
これが継続してしまうと、右と左の顔が違ってきてしまうのです。
アゴ関節のゆがみチェック法
人差し指を耳の下、アゴの後ろ側にあててに当てて、ゆっくりと口を開けます。
その時、左右のアゴの開閉のタイミングを確認してみましょう。
左右同時にアゴが動けば、正常です。
左右アゴが動くタイミングがズレていれば
アゴの関節がゆがんでいる疑いがあります。
アゴのゆがみに効くツボ
それでは、アゴのゆがみ改善法です。
額関節に関係する筋肉は、側頭部とアゴのまわりにあります。
アゴと側頭部のあたりをマッサージしましょう。
ツボ(頭維、頬車、えい風)は次のようになります。