お灸するときの注意
お灸をしてはいけない、からだの場所
お灸をしてはいけない、からだの場所
顔面部・・・・やけどするといけないので避けたほうが無難です。わたしは以前に
まゆの内側に温灸をしたことがあるのですが、やけどはしなかったのですが
赤い斑点がしばらく残り「麻呂」のようになっていました。
そのほか、眼球、陰部、妊婦の下腹部、急性炎症の患部などは、避けましょう。
こんな時、お灸はやめましょう
妊娠3か月までと、出産3か月前・・・・・ただし逆子の治療は出産直前まですることも
お酒を飲んで酔っ払っているとき
現状認識できないくらいの、精神状態のとき
伝染病の疑いがあるとき
高熱を発しているとき
原因不明、病名不明で重篤な状態になっているとき
脱水状態などで、からだの衰弱がはなはだしいとき
血圧が以上に高いとき(180以上)、血圧が以上に低いとき(上90以下)
または差が以上に少ないとき(140/120)
お灸をしてはいけない症状は?
法定伝染病、届け出伝染病、高熱疾患、重篤な心疾患、急性虫垂炎、悪性腫瘍
破傷風、血友病、壊血病など
お灸をする上での、注意と副作用
やはり、一番注意しなければならないのは、
やけど でしょう。
やけどにも段階があります。
1度のやけど・・・・・あかく発赤するだけで、みずぶくれはできていない、あとも残らない
2度のやけど・・・・・あかくみずぶくれができる、みずぶくれは1~2週間でなおり、
あとは残りにくい
3度のやけど・・・・・やけど直後は白くなり、その後化膿しやすい。あとも残りやすい
4度のやけど・・・・・黒く炭化する。あとに残る
台座灸や間接灸、棒球などの温灸では、ただしくおこなえば、みずぶくれ以上のヤケドはできません。
つまり2度以上のヤケドはできません。
しかし、汗をかいている状態、お風呂上りで皮膚がしめっている状態では、ふだん大丈夫でも
みずぶくれができることがあるので注意しましょう。
水ぶくれができてしまったときの対処法
水ぶくれをつぶしてしまうと、化膿しやすくなってしまったり、治るのに時間がかかるので
極力みずぶくれをつぶさないようにします。
上にバンドエイドなどを貼っておくとよいでしょう。
水ぶくれが大きい場合は、消毒したはりなどで、みずを抜いてから
バンドエイドなどを貼っておくとよいでしょう。
副作用としては、あまりないのですが
灸あたり というのがあります。
これは灸をしたあと1,2日あとまでに、体がだるくなったり、ねむくなったり
ほてりがでたり、一時的に痛みが増したりといった症状が出ることがあります。
この反応のことを灸あたりといいます。
でも、経験的に治療をはじめた初期には多少の灸あたりが出た方が
あとから効果が出ることが多いです。
好転反応のようなものですね。
注:このホームページをみて、お灸をしたために、ヤケドや灸あたり、その他体調不良が
発生したとしても、一切の責任を負いかねますので、ご注意ください。
自分で手におえない症状の場合、すみやかに医療機関を受診されることをお勧めいたし
ます。